一通り箸を付け終わった頃、ショーが開演。座席はコの字型になっているので、何処からでもステージを見易い。お囃子に津軽三味線、民謡、そして踊り。
一曲終えると、振り付けの解説があった。そして、客席から踊り手と太鼓叩きの希望者を募る。すると、用意された花笠が足りないのではないかというくらい、わらわらっと人が出るわ出るわ。
演芸を挟み、再び観客参加の「青森ねぶた跳人体験」、「よさこい総踊り」。我が街の初夏のイベント「YOSAKOIソーラン祭り」で踊ったのと同じ振付とのこと。
参加者向けに用意された簡易衣装。こんなにたくさんあるのに全部掃けた。私達にも一応声が掛かったが、客席で鳴子を鳴らしているだけで十分。というか、もうお呼びじゃないだろう。
五分程練習。ぱっと見で5-60代のオッサンやオバチャンは物ともせず、踊り手を見ながら複雑な動きにも何とか付いて行っていた。
そして五分後。音楽と共に、満面の笑みで激しく踊る皆様。
このような客席参加型ショーは苦手で、ノリに付いていけなくて退屈することが殆どだが、「みちのく祭りや」ではあっという間にお開きの時間がやって来た。丸二時間で、途中退席した客は居ないようだ。趣向を凝らしたショーに料理、そして全ては司会担当のオニイサンのトークの面白さに尽きる、と思った次第。