バリには幾つかの猿が棲む森――モンキー・フォレストがあり、有名なのがウブドの「モンキー・フォレスト」、サンゲエのブキッ・サリ寺院だが、私達が行ったのは島中西部のタバナン県ククにある「モンキー・フォレスト」。
車を降りて入り口に密集している土産物屋を抜け、野性の猿が棲む一画に入る。Bが適当に声を掛けた土産物屋の娘が、私達の案内をしてくれることになった。
しかし、猿が怖くて、話を聞いたり口を開く余裕がない。monkey babyといった簡単な英単語のみで、会話も弾まない。
敷地内に、小さな塔を備えたアラスクダト寺院。
僅か十数分の滞在で、速攻退散。
タバナンは有名な米作地帯。棚田が美しい。
派手な飾り付けは祭りかと思いきや、葬式のものだった。