ローマ帝国のアジア州執政官だったケルスス(セルスス)の死後、彼の息子が父のために建てたのが、ケルスス図書館。前面にはケルススの徳を象徴する四体の女神像がある。火事や地震でかなり破壊されていたが、1970年代に修復された。
左から、知識を象徴するソフィア、運命や高潔さを象徴するアレーテ。
右二体は首がない。学問の女神エンノイア、美徳のエピスティム。
マゼウスとミトリダテスの門。
ケルスス図書館から門を抜けた先が、大理石で出来たマーブル通り。商業アゴラは、紀元前三世紀頃に青銅製品、陶器、食品が売られていた広場。
劇場体育場。ローマ時代に建造。
大劇場。紀元前三世紀に建造。三世紀頃は猛獣と剣士の戦いが行われていた。
マーブル通りの道の上には、世界最古の広告がある。交差点を示す「十字」、「女性」の顔、心を込めてサービスするという意味で「ハート」、「お金」が必要であること、そして「左足」。左足は十字路から進むべき方角という説と、描かれたサイズよりも小さい足の人を拒むという説があるらしい。つまり、商人が働き終えて自分の国に帰る前に疲れを癒すということで娼館を表している。という注目ポイントだったが、見逃してしまった。