ツアーに付き物第三弾にして最後の「土産屋立ち寄り」は、高級絨毯工房。日本語が上手い社長の号令の元、部下達が軍隊のような動きで絨毯を次々広げて行く。
均等な間隔でびしっと並んでいる。
裏側にも同じ模様が綺麗に出ているのが高品質なのだとか。
絨毯の上に絨毯をどんどん積み重ね、最後にはこんな状態に。
乱雑に積み重なる絨毯の上ではあちこちで商談が成立し、その度に拍手が沸き起こっていた。絨毯はサイズの大小関わりなく最低でも17-8万円、20万円以上するものばかり。絨毯は畳んで持ち帰ることが可能なサイズのものが多く、十組くらい購入していた。
近くに座っていた女性は、22万円の絨毯に一目惚れ。その母親は関西人らしく「時間ギリギリになったら相手も適当になって来るから、15万円で売ってくれないんなら帰るよ、って脅せばいい」と意気込み、その作戦を決行し始めた。ところが、「時間ならいつまででも待てますよ」と私達のガイドさんにまで保証されてしまい、結局あまり値切れないまま妥協、お買い上げとなったそうだ(あくまでも買ったのは彼女の娘)。関西オバチャンの値切りの極意、不発……。