トルコの絨毯は伝統工芸品であり、トルコ人の生活に欠かせない必需品。地方によって基本的なデザインが異なるが、イスタンブールに程近いヘレケという町で生まれた高級絨毯が特に有名らしい。
元となる繭玉から糸を紡ぐ。
日本語が上手い社長が「空飛ぶ絨毯も扱っています」と言うので、何のこっちゃと思ったら、円形の絨毯を回しながら放り投げた。それは空(そら)ではなく、空(くう)を飛ぶ絨毯と呼ぶべきですね、社長!
という芸当を眺めながら、サービスでトルココーヒーを頂く。トルココーヒーは水から煮立てて、上澄みだけを飲む。約450年前にオスマン帝国内のイエメン統治者よりコーヒー豆が皇帝に献上され、その後ヨーロッパに広まったという。飲み終えた後にコーヒーの粉が泥のように残るのが特徴で、そのカップを皿に引っ繰り返し、泥の流れ具合によって運勢を占うのが「コーヒー占い」。しかし、そのような占いが存在することは知っていても、診断方法に関する知識は皆無なので、お皿を無駄に汚しただけの迷惑な人に。