ローマ・カトリック教会の中心であるバチカン市国は、世界最小の独立国。
サン・ピエトロ寺院を正面にし、左右に延びた回廊が広大な楕円形のサン・ピエトロ広場を囲む。回廊の柱は284本もあるが、広場の中央に立つと二列になった柱がぴったり重なって見える。オベリスクや二つの噴水、回廊の上部を飾る140の歴代教皇と聖人像も含め、完成した1667年から同じ風景を保っているという。
寺院の前階段は、バロックの巨匠ベルニーニ作。カール大帝とコンスタンティヌス帝の騎馬像が両端に建つ。建物最上部を飾るのは、ヨハネとペテロを除く十一使徒の像。
二階中央のバルコニーは、新教皇を選出する会議(コンクラーベ)の後で発表される時に使われる。
寺院に入ってすぐ右手にある「聖なる扉」は、年の初めと終わりに教皇の手で開閉される特別なもの。更に奥へ進むと、1499年にミケランジェロが作ったピエタ像。十字架から降ろされたキリストの亡骸を抱く聖母を表現している。画像はパンフレットより。
高さは125メートルのクーポラ(円屋根)も、ミケランジェロの設計。
法王を警備するのは、伝統的にスイス人の衛兵達。私達が訪れたのは冬時期だったためコートに隠れて見えなかったが、彼等の制服は赤青黄の縦縞模様。ミケランジェロがデザインしたという。
参考、パンフレットより。ピエロの衣装のような斬新さ。
中央にはベルニーニ作のブロンズの天蓋、そしてマデルノ作の主祭壇。あまりの人込みで確認出来なかったが、私達が訪れたのが日曜日で、ローマ教皇(法王)のヨハネ・パウロ二世が自らミサを執り行っていた。