チェコへの入国手続きで時間が掛かり、首都プラハに到着したのは夜八時。
バスが国境を越えてすぐ、ビキニ姿の女性一人が闊歩しているのが見えた。えーと、ここは何処でしたかね? 海のない国の一般道、しかも国と国とを結ぶ幹線道路だよなあ。と呆気に取られている間にも、何十メートルか毎に水着とも下着とも取れる格好の女性が、一列に並ぶようにして道路の端に次々現れる。
国境近くのこの町には、外国人目当てのオネエサン方がこうして集まって来るらしい。同じチェコ人だとお金が無いので、あくまでも外国人狙い。道路沿いの建物の幾つかは彼女達の職場になっているようで、妖しげな赤色ガラスの向こうで誘うようにへばりついている姿も。この間五分程で、市街地に入ると見られなくなったが、ドイツとの格差を目の当たりにし、ちょっと衝撃だった。
プラハは尖塔が多いことから「百塔の町」とも呼ばれている。
ヴァルドシュテイン宮殿。
旧登城道から黒塔を抜け、プラハ城へ続く「黄金小道」へ。
作家カフカが住んでいた家。現在は土産屋。
こちらは帰りに通った新登城道だが、とにかく人が多い。
プラハ城前、イジー広場。