白老町にて五年前の2020年に鳴り物入りで開設された、ウポポイ(民族共生象徴空間)。

駐車場からすぐ、団体客の集合場所に使われていそうな、円形のだだっ広い空間。展望広場と名が付いている。

ウポポイのPRキャラクター「トゥレッポん」。アイヌ語でのオオウバユリが由来。

展望広場から次の空間に入ると、風景が描かれているだけの一枚壁。進む方向は右なのか左なのか、戸惑いながら左側へと歩いてみた。

通路が「日」の形になっており、ここは真ん中の横棒に当たる道。上辺中央から左右どちらから進んでも、下辺の入口に辿り着く。

逆側を歩いて来た友人と合流し、「いざないの回廊」を振り返る。

やっと入場ゲートのある「歓迎の広場」。チケット売り場、インフォメーションセンター、飲食店や土産店が並ぶ。入場後に利用する場合は、再入場券で対応。町民向けに入場せずとも利用可能にしたかったのか、昼食時を跨いでの見学者が少数派と見込んでのことなのか。


ウポポイは、幅広い世代がアイヌの歴史や文化を学ぶことができるよう、アイヌ文化の復興・民族の共生の拠点として、美しい景観や豊かな自然を背景に「国立アイヌ民族博物館」、「国立民族共生公園」、「慰霊施設」により構成されており、アイヌの人々の心のよりどころとなるとともに、国民全体が互いに尊重し共生する社会のシンボルです。

まだ左下の一部分を歩いただけ。

開設当初はコロナ禍とも重なってチケットは事前予約制、でも大人気でなかなか入れず、などと聞いていたが、いつからか予約不要となり、今回はゴールデンウィーク後半初日だったが朝九時の開場直後は人もまばら。
