オロンゴ遺跡はラノカウ山の端の方にあり、海面までは240メートルもある断崖絶壁の地。
鳥人儀礼という儀式の時にここから海に飛び込み、モツ・ニュイという奥の小島まで泳ぎ、海鳥の卵を持ってまた泳いで帰って来れた人が「鳥人間」として崇められていたのだとか。鳥人間をモチーフにした木彫りは、土産屋でたくさん見掛けた。
周囲に残る53の石室や石家は、儀式の神官や語り部が使っていた場所。中を見ることが出来るように天井が開けられているが、高さは1メートルあるかどうか。入り口も人が通れるのかと思う程狭い。