リヒテンシュタイン公国は、瀬戸内海にある小豆島と同じくらいの面積の小さな独立国家。アニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」に登場する架空の国、カリオストロ公国のモデルでもあるらしい。
首都ファドゥーツの中心部でバスを降り、約一時間の自由散策。まずは、インフォメーション・センターにて観光客向けの無料パンフレットを入手。詳しい地図は載っておらず、各施設の位置関係は街頭の案内パネルで確認するしかなかった。国土を描いた大雑把なイラストには、この国にある11の自治体(町)と、他にも幾つかの町の名称が記されている。車窓から見る限り、私達の感覚では「町内会」クラス? ちなみに、国の人口は約三万人。
メインストリート南端にあるカトリック教会。
絶壁の上に国のシンボル、ファドゥーツ城。公爵が居住しており、立ち入り不可。
窓が可愛い政府庁舎。
市庁舎とその壁画。
観光後はバスに五分揺られたところで、ライン河の半ばからはもう隣国スイス。軍事や外交、通貨もスイス・フランが利用されるなど、スイスと同盟を結んでいるため、スイスとの国境には出入国管理の施設もなく素通り。リヒテンシュタイン体験は、本当にあっという間だった。