町主催のツアーにて「はぼろ味まつり」に参戦。人混みに怯みながらもすぐ、大目的の焼尻産高級サフォーク羊の限定販売屋台へ向かった。前月の旅行時から狙っていたし、絶対逃すわけにはいかない!
焼いてある骨付きサフォーク(二本で600円)の他、冷凍パックも一つ購入。次に注文していた同じツアーらしきオバサンは、残り少ないパックを浚うかのごとく五個購入。思わず「うわ豪快」と呟いてしまった。オバサンは「珍しい物なんだから、このぐらいどーんと買わなきゃ」なんて笑っていたけれど、一パック100グラムで1,400円もするんですぜ……。
他に屋台の目玉になっていたのが、札幌のスープカレー人気店「らっきょ」の店主自らが腕を振るう甘海老スープカレーと、テレビでも活躍する料理研究家・小笠原登志子さんが作るゴジラえびの五色かき揚げ丼。但し、それぞれ限定400食と300食で、祭り初日だった前日は大行列の末に完売したらしい。この日も正午を待たずして売り切れとなり、既に撤収作業に入っていた。
私達はサフォークを無事にゲット出来たから良かったものの、サフォークもスープカレーもかき揚げ丼も食べられなかったツアー参加者からは、かなり文句が出たようだ。その上、椅子やテーブルの数が少なくて満席。というわけで、ビールどころではなく何の変哲もないタコ焼きを立ち食いし、隣接するサンセットプラザの日帰り温泉に逃げ込んだ。
羽幌町出身、みのや雅彦氏のステージもあった。FM公開録音も兼ねていたようで、次の出し物の予定時刻を十分以上過ぎても終わらない。地元スターによる面白トークに熱演ライブ。誰が止められようか。
終了後にステージ裏で休息する、みのや雅彦氏。
行列するファンにも神対応。
祭りの目玉商品、持ち帰り用の甘海老は会場にて限定2,000箱、一キロ1,900円の「浜値」で売られていた。私達ツアー客の分は予約の上で完全確保済みだが、二時過ぎにテントを覗いたら売り切れで、冷凍物1,500円の販売に変わっていた。私達が買った甘海老はバスに直接積み込んで貰えて、持ち帰りし易いように手提げビニール袋付き。
このまつり、羽幌の甘海老を売り込むために一日限りだったのを二日間とし、町民対象で小規模だったのを新聞で告知(私達もこれでまつりの存在を知った)して、今回のバスツアーを初めて企画したという。結果、想像以上の集客となり、目玉商品はちっとも残っていないわ、椅子やテーブルもなくて屋台飯どころではないわという状態に。甘海老の箱買い確約が無かったら、私達ツアー客も主催者側にも本当に最悪だったよなあ。
帰路のバスで求められたアンケートには、かなり辛辣な感想が寄せられていた模様。ただ、気兼ねなく飲酒出来る点でバスツアーは有難いし、来年以降も続けて欲しい良企画だと思う。今回は椅子が無くて、飲酒どころじゃなかったけどね!(ちょっと恨んでいる)
fin.