宿泊先はニュー・バガン地区にあるケイトマジ・ダイナスティ・ホテル。フロントは小ぢんまり。敷地は広くてコテージが並び、南の島のリゾートホテルのような雰囲気。
一番端にあるフロント棟から何番目かに遠いコテージが私達の部屋。入り口のテラスにテーブルと椅子があって良い感じ。
部屋もなかなか広い。バスルームも同じくらいにだだっ広い。
ホテルのレストランにてミャンマー料理の昼食。小鉢に入ったカレー、春巻、海老の佃煮、変わった味のする葉っぱに包まれた団子、野菜炒め、スープなど。カレーはチキン、ビーフ、たくさんの野菜入りと三種あり、そんなに辛くない。ココナツ・ミルクやスパイスも程々で、タイとインドで出るカレーの中間のような味。他の料理も中華料理っぽかったり、周囲の国の味が上手く融合されていて、日本人には食べ易いと思う。但し、噂通り、全てにおいて油分が多い。
ミャンマーに来たからには、オーソドックスにミャンマー・ビールでしょう! と意気込んで注文したところ、ここで私にとって驚愕の事実が。このツアーでは私と相方の他に一人参加のオジサマがいて、食事はいつもガイドさんも含めて四人で同席していたのだが、オジサマはアルコールNGだった。観光客は大目に見て貰えるとは言え、目上の人を差し置いて、しかも女がビールを飲むなんて、ミャンマーではあり得ない。というわけで、以降の食事時においても、注文したビールはまずは必ずオジサマの前に置いて行かれてしまうことに。
デザートのマンゴーは、私がマンゴー好きだと知ったガイドさんが、「後で食べましょう」とニャンウー・マーケットで購入したもの。一つ50チャット(7円弱)。彼女は自宅への土産分も含め、十個購入していた。ヤンゴンで買うよりも安くて美味しいので、来る度に買うらしい。
このマンゴー、青臭いというか薬臭くて、少し固め。日本で良く食べられているのとは違う種類。その味が大好きな私には正直口に合わないが、食べることが出来ないわけでもないので平らげた。相方はマンゴー自体が苦手だと言って逃げ、オジサマに至っては「こんな不味いもん食えん」。私はマンゴーを食べたいと言った張本人だし、ガイドさんがあまりにも嬉しそうに、そして美味しそうに食べているので、「ちょっと匂いが独特だけれど、まあ甘いですね」と当たり障りのない感想を述べたが、オジサマは私の舌が変だとか、本当に美味しいのかと、彼女の前でしつこく追及して来るので困ってしまった。おっさん、日本人なら本音と建前って分かるでしょw
朝食もホテルのレストランで。前日に食卓に上った時に美味しいと伝えたことから、野菜炒めもおまけで追加。更に、私達日本人宿泊客にはお粥もサービス。