ヤンゴン市内の観光客向け土産店で買い物。
土産に持ち帰ったうち一番人気だったのが、タマリンド・フレーク。タマリンドという木から出来るお菓子で、薄い黒砂糖状のものが飴のように一つずつ包まれている。味は甘酸っぱい果実という感じ。年齢問わず好評だったが、年配の人いわく「昔懐かしい味」だとか。タマリンド・フレークは十袋で1USドル。本とビデオのセットは12USドル。
シャン州南部にあるピンダヤ産のお茶。1袋1USドル。中国茶に似た風味。
ピンウールィン産のコーヒーは1袋200グラム入りで3USドル。
小説「ビルマの竪琴」のイメージでミニチュア版の竪琴やCDを購入。
ミャンマー文字が可愛いTシャツ。
サービスで貰った筆入れ。
ミャンマーではルビーとサファイアが採れる。この二つは同じ種類の鉱物で、赤系コランダムがルビー、青系がサファイア。ピジョン・ブラッド(鳩の血)と呼ばれる程深い赤色のルビーが特に有名で、オジサマは奥様に買って帰るのだと、かなり長い間ショーケースの前で品定めしていた。欲しいのはクリップ式イヤリングで、交渉の末、ネジ式から付け替えて翌朝ホテルに届けて貰うことになった。
その夜の食事中、オジサマが「さっきの土産屋、カード使えるよな?」と言い出した。ミャンマーではクレジットカードが普及しておらず、基本的には外国人向けの大きな店でしか使えない。無理言って留め金を交換させたのにキャンセルとなれば、連れて行ったガイドさんも困った立場になってしまう。そもそも旅行会社から貰った案内書にも、超が付くくらい大きな太字でクレジットカードのことは記されていたのに! オジサマは案内書をろくに読んでいない上、ガイドブックも持っていなかった。
旅行者が現地の風習に配慮すべき事柄はたくさんあれど、ミャンマーにおいては特に注意しておく必要がある。抜粋すると、こんな感じだった。(2004年当時)
- パゴダでは、靴、靴下、ストッキングは脱いで、完全な裸足になる。
- 子供の頭に触れてはならない。小乗仏教の教えにより、子供の頭には神が宿るとされている。
- 女性は僧侶に触れてはならない。寺院内等でも触れてはならないものがいろいろとある。
- 女性の民族服に触れてはならない。
- 男女共、肌を、特に足を露出するのは好ましくない。
- 軍事施設、軍人、空港や橋は撮影禁止。政治の話、アウンサンスーチー女史の話も厳禁。
- ビデオカメラ、通信機器の持込禁止。日本の携帯電話は入国時に預ける。
- USAの経済制裁のため、Master Cardは使用不可。
見せて貰えば完全アウトのMasterではなくVISAブランドで、結局クレジットカードで無事支払うことが出来たものの、現金と現物を引き換えるのを想定していたのがカード払いの手続きが必要となったため、再び土産屋に行く羽目に。