帰国便の出発は夜九時半なのに、インドでは何が起こるか分からないからと、夕方四時過ぎには追い立てられるようにデリー市内を離れた。運良くというか案の定、五時頃には空港が見える場所まで来てしまった。前にもこんなことがあったな。(@ベナレス)
道端に車を停めて休憩。通りすがりの移動屋台のチャイと、インドの軽食の代表サモサを、シンさんがご馳走してくれた。芋と野菜を衣に包んで揚げたものだが、私達が食べたサモサには豆カレーがたっぷり添えられていた。サモサにありつけたのは嬉しいけれど、激辛!
外が真っ暗になった六時過ぎ、これでもまだかなり早いが空港に入り、シンさんとお別れ。待合室に入ってからもアナウンスも無く延々と待たされ、予定より一時間半遅れで離陸。最後までインド時間に振り回されつつ旅は終わった。
fin.