ミャンマー 入国と現地通貨両替

Myanmar アジア ミャンマー 両替 旅行 査証
ミャンマーにて遺跡を巡る旅。ミャンマーに無事到着し、空港での入国手続きから、事前準備していた査証、現地通貨への両替についてなど。2004年6月訪問。

ミャンマーへの入国手続きは同じ飛行機に乗り合わせた数十人だけなので、窓口が少なくても楽勝――と思いきや、パスポートからホチキスで雑に止められていたビザ関係の書類をはがし、台帳を開いてパスポートとビザの内容を延々写し始めた。手書きで。

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ビザ申請時の書類その一。パスポートに留められ帰って来た。

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書類その二。日本にある大使館に提出する分。

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旅行会社に代理申請して貰うためにも一筆。以上、大使館に行けない場合は手続きと経費が増える。

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今回の旅は現地係員スルーガイド方式。ミャンマー通貨チャット kyat への両替は、現地人のガイドさんが一人当たり30USドル分を用意してくれていたので、それで済ませた。というより、空港に両替所がなく、ホテルのフロントにも両替カウンターやレート表示がないわ、街中の両替所に行くにも夜遅いわで、選択の余地がない。

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日本での入手は不可能、現地でしか両替出来ない上、ネット経由などで得られる情報も少ない。1ドル=800チャットというレートも適正なのかの判断もつかなかったが、帰国後に調べてみると800-850チャットが相場だった模様。1チャット=100ピャーだが、インフレもあって、ピャーは殆ど使われていないらしい。旅行中、手にした最低額は20チャット札。

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この国ではかつて、入国審査の後にある窓口に強制的に連れて行かれて、200USドル(その昔は300ドル)をミャンマー政府が独自に発行しているFEC(Foreign Exchange Certificates 外貨兌換券)に換えなくてはならなかった。つまり、外貨獲得のために、旅行者から金を吸い上げていたというわけ。

再両替は不可で、出国すると紙屑同然。そのため、旅行者はFECを使い切ろうと、物価の安いミャンマーで無理矢理豪遊するのが常だったとか。でも、この悪名高き強制両替は、旅行前年、2003年8月から何の予告もなく突然行われなくなったらしい。窓口は残っていたが、ブース内は空になっていた。

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posted on March 4, 2008
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