貧しい人などへの施しを行い、王女から後に守護聖人となったエリザベートを称えて建築された、ドイツ最古でゴシック様式のエリザベート教会。
ここでは強風吹き荒ぶ中、教会の外で20分も待つ羽目になった。というのも、ドイツ有数の大学都市において、案内役を務めてくれるのはマールブルク大学に通う現役学生。そしてこのガイド嬢、遅れて来たのにろくに謝りもせず、私達の反感を買った。ガイドは英語のみで、早口な上にあまりにも声が小さ過ぎ。狭い教会内で幾重の輪の外側になると、全く聞こえない。説明も一つ一つが長過ぎて、ガイドから一人離れ二人離れ、最後には皆好き勝手に歩き回る始末。
マールブルクでは木組みの家が多く見られるが、上の階に行くほど道路側に出っ張っているのは、少しでも居住面積を広くする工夫とか。
築200年の陶芸店。
マールブルクで最も古い家。
ガイド嬢は一通り案内し終えると、「これから一時間の自由行動にします」と宣言した。しかし、街を歩くぐらいしか楽しみもないのに、何というタイミングなのか雨が降り始めた。おまけに、我らが添乗員氏に何の相談も無かったらしい。彼女が遅れて来たのと教会での案内が異常に長くなった分だけ時間が相当押しているようで、添乗員氏は彼女の勝手な仕切り振りに呆然、驚愕。
結局、自由時間は30分に短縮された。マールブルクの情報はガイドブックでもあまり触れられておらず、木組みの家の細かい話まではなかなか知り得ないが、然程広くもないマールブルクだし、下手にガイドが付くよりも個人で巡った方が断然良かったような。