ペスト地区から再びブダ地区側へ移動し、王宮の丘にある展望スポット、漁夫の砦からも景色を堪能。ネオ・ロマネスク様式の尖塔と白い建物は「砦」として使われていたわけではなく、かつて魚の市が立っていたことと、ドナウの漁業組合が周辺を守っていたことから付いた名前だという。
眼下にドナウ河と国会議事堂。
三位一体広場。中央にあるのはペスト終焉を記念して造られた三位一体の像。
三位一体広場に面して建つ、マーチャーシュ教会。13世紀半ばに築かれた際はロマネスク様式だったのが、14世紀になるとゴシック様式、15世紀には王の命により丘で一番目立つ塔が、16世紀にブダがトルコに占領されるとモスクに、トルコから解放された17世紀にモスクからバロック様式のカトリック教会に、19世紀後半にはかつてのゴシック様式に戻り――といった具合に改築を繰り返して現在に至る。
聖母マリアが祀られる主祭壇。
改装に次ぐ改装もあって、壁が賑やか。