中尊寺で最大の見所となる金色堂は、建物(覆堂)の中に保護されている。宝物殿の讃衡蔵(さんこうぞう)との共通券で拝観料800円。
金色堂は中尊寺創建当初から残っている唯一の建築物で、御本尊は阿弥陀如来。その周囲を観音菩薩や勢至菩薩、地蔵菩薩などが守り、その下に奥州藤原三代――初代清衡公、二代基衡公、三代秀衡公の御遺体、四代泰衡公の首級が納められている。(以上、パンフレットより要約)
建物内部にて金色堂を撮影することは禁止されている。遠くからズームしてみても、見えそで見えない。
奥州藤原三代が滅亡してから500年後に松尾芭蕉が訪れ、金色堂について詠んだ「五月雨の 降残してや 光堂」という句碑と、金色堂850年記念として昭和34年に建立された宮沢賢治の詩碑が近くに据えられている。
こちらは今の金色堂より奥にある金色堂旧覆堂。
中尊寺を後にする。バス停近くに、武蔵坊弁慶大墓碑。
JR平泉駅に戻り、徒歩移動。「平泉の文化遺産」を世界遺産登録へ、と駅に掲げられているが、旅行後の2011年に無事登録された。
観自在王院跡(かんじざいおういんあと)。昔は御堂があったらしいが、今は「跡」なので、道路から見渡すとだだっ広い庭園が見えるくらい。