骨董品市場は文字通り、骨董品を売る店がひしめくエリア。置いてあるものは中国的な壷や皿に、揃っていない麻雀パイのセットまで。掘り出し物もたまにあるが、紛い物の方が圧倒的に多いらしい。生憎、古物についての知識も興味もなく、雨も降っていたので早々に退散。
物干し竿が窓から道路に向かって伸びている。
夕食は最初からツアーに組み込まれており、ホテルからレストランまでは送迎付き。バスには既に20名程乗っていたので、団体での食事か～嫌だな～、と思っていたら、私達とオバサマペアだけが別部屋に案内され、他の人達は奥へ消えた。各々が参加しているツアーによって、食事の内容も違うらしい。
行ったのは、対岸に外灘を望む「最高の海鮮料理を出す豪華な船のレストラン・SEA PALACE」だが、私達は船への入口建物スペースにある大衆向けフロアでの食事。奥へと続く通路には蟹がたくさんいる水槽があり、恐らく他ツアーの皆様は船上で上海蟹でも食べていたのだろう。食事後も差があり、私達は市内バス・クルーズという無料サービスがついていたが、他の方々は上海の夜景を船上クルーズで楽しむというプラン。同じクルーズなら、船の方が絶対良いに決まってる（泣）。
肝心の食事はというと負け惜しみでもないが、上海蟹なんていらない程、たくさんの美味しい料理が運ばれて来た。ところが、私達のテーブルに付いた店員が妙にせっかちで、ビールを飲もうと箸をちょっと休めただけで、まだ食べ物が残っている取皿を素早く片付けようとする。また、オバサマペアのビールを勝手に私達のグラスに注いでくれちゃったりで、オバサマ方は笑って許してくれたが（そりゃ笑うしかないって）、私達は本当に困ってしまった。そんな店員の行動を阻止するために変なところで気を使ったお陰で、何だか落ち着いて食事が出来なかった。
