札幌市清田区にある厚別(あしりべつ)神社。地名として馴染みのある「あつべつ」と同じ漢字で、「あしりべつ」と読ませる。同じ「厚別川」でも、上流の清田区では「あしりべつがわ」、下流の厚別区では「あつべつがわ」と読むとのことで、清田区にあるこの神社の他にも近隣に「あしりべつ〇〇」という名を掲げた店看板が幾つかあった。友人の御朱印集めに便乗して訪問。
当神社は、この地に最初に入地した長岡重治が明治7年開墾地の片隈に小祠を作り、朝夕拝礼していたが開墾が進みにつれ自分だけでなく他の同僚にも詣でてもらいたいと浪岡誠一郎等に相はかり、厚別川東側(現在の旧国道)に合掌作りの社を明治18年9月に建立し、御祭神三柱を奉斎し、五穀の豊穣と地域住民の安全を祈願したことに由緒し、鎮守の氏神として尊崇せられるにいたった。