第62首 かるたをやってる限り大丈夫

ちはやふる ちはやふる_高2 漫画
漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録。あらすじの記述あり。ネタばれあり注意。

都大会予選で優勝出来なかったことに落ち込む千早。クイーン戦の映像を毎日見て、若宮のように正確に動けるようになりたくて、それが強い人に通用するのか知りたくて。

あれは個人戦じゃなくて団体戦だったのに 私の負けがみんなの負けになるのに

花野は白波会で練習。太一ににっこり笑って言う。

「だって かるた 楽しいじゃないですか」

しかし、それに同意した筑波に本音をぶちまける。

「楽しいわけないじゃん かるたなんて 暑いし きついし 疲れるし 勝てないし 悔しいし さっきのコメントは真島先輩用!」

打算だ。大江の言葉、「伝える」「伝わる」はルールの向こうにある。

この恋のルールは たぶん かるたに真剣になること 同じルールで 真島先輩は綾瀬先輩を見てる 伝わるのを待ってる

練習相手は原田先生。太一がいい、と騒ぐ花野の考えていることは分かり易いと思う筑波。

でも わかってないよな おまえもうだいぶ かるたが好きだよ

坪口は太一とかるたを混ぜつつ雑談。千早が正確さ重視ではなく、速さ全開ならば勝てていたのにと指摘。

「難しいよな 新しい武器を手にいれるとき どうしても一時的に結果は悪くなる それでも手に入れにいくか すでに使える武器だけをより磨くか――」

千早は母に連れられ、買い物に出掛けることになった。着いた先は、呉服の大江。千早の袴を買うと言う。着物と袴を試着する千早に、千早母は感慨深げ。

「初めて大会を見たときに 思っちゃったんですよね ああ 大丈夫だ かるたをやってる限り 千早は大丈夫だ」

芸能界に入った姉が心配で、放っておいて千早に悪かった、と母は思っていたのだった。競技かるた用に地味で出来合いの品もあるが、母の頭にもしかしたらと浮かぶは、テレビカメラに抜かれる競技中の千早――


千早は元通り、かるたの練習を始める。

私の勝ちが みんなの勝ちになるから

ちはやふる
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memo

予選が終わり、全国大会までのインターバルの、とある休日。白波会で菫にじゃれつく筑波弟達。菫を見守る筑波がほのぼのとしている。一方、千早は母に連れられ、呉服の大江へ。

posted on October 2, 2015
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