1985年に世界遺産登録されたギョレメ屋外博物館。ローマ時代から住んでいたキリスト教徒が、イスラム教徒からの迫害を逃れるために岩に穴を開け、九世紀の後半以降に教会を造り始めた。その数は30以上。12-13世紀には壁画も描かれ、色鮮やかなフレスコ画が多数残されている。
岩壁の穴(凹み部分)は鳩の家。糞を貯めて、葡萄畑の肥料にする。
聖バジルを記念して造られたバジル教会。
リンゴの教会、バルバラ教会、ヘビの教会などへ続く。
食堂や厨房、貯蔵庫など。
長テーブルと長椅子を備えた食堂。光が射している開口部は厨房の入口。
暗闇の教会(カランルク・キリセ)は、8リラの別途料金が必要ながらも大人気。私達のツアーでは希望者のみが入場することになっていたが、それまでの内部見学の渋滞振りに懲りたのか誰も手を挙げなかった。名前の通りに太陽に照らされていなかったため、キリスト像や受胎告知、ベツレヘムへの旅、洗礼、最後の晩餐などのフレスコ画が綺麗に残されているという。