ドイツ ノイシュバンシュタイン城

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オーストリアからドイツ、リヒテンシュタイン、スイス、フランスへとヨーロッパを主にバスで横断する旅。ドイツが誇る世界遺産にも登録されている白亜の城、ノイシュバンシュタイン城。1996年9月訪問。

19世紀末にバイエルン国王のルートヴィヒ二世が造らせたノイシュバンシュタイン城は、ディズニーの白鳥城のモデルになったことでも有名。

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城は山の中腹にあり、ツアーは麓で一旦解散し、一時間後に城の入口で再集合することになった。年配者や子供連れの家族に人気のある観光馬車は出払っていたため、全員が坂道を歩いていた。ゆっくり歩いても30分程度、年齢が高めの人でも集合時刻の五分前には到着。

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白亜の外観もさることながら、内装も贅の限りが尽くされ眩いばかりではあるが、残念ながら城内は撮影禁止。見学もガイドツアーのみで、所要時間は30-40分。金色に囲まれた玉座の広間、オペラ「タンホイザー」や「ニュルンベルクのマイスタージンガー」などの名場面が描かれた壁、オーク材がふんだんに使われた調度品や天井、王が好んだロイヤルブルーの布地で統一された天蓋付きのベッド、最上階は広間になっており、一同溜息の連続。温水が出る給水システム、肉を焼く自動回転グリル、温風によるセントラルヒーティングは、当時としては驚くべき設備を誇っていたという。

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ルートヴィヒ二世の夢を具現化したは良いが、バイエルンの国の財政面が逼迫して迷惑を被った周囲により、彼自身は102日しか住めずに別の場所へ幽閉されてしまう。その後間もなくシュタルンベルク湖にて謎の水死を遂げることになるわけで、城に纏わる背景はどろどろしている。小冊子表紙の肖像はともかく、若き王が作曲家ワーグナーに入れ込んだが故に極められた美しさだと思えば、何だか複雑。

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見学後は再び徒歩で麓まで下り、レストランで昼食。

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麓にあるメルヘンチックな外観のホテル、イエーガーハウス。

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ホーエンシュバンガウ城。ノイシュバンシュタイン城の近く。

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posted on April 18, 2006
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