ログホテル・メープルロッジの客室を一通り見てすぐ、宿泊者専用のラクジュアリースペースに向かう。
今や何処のホテルでも用意されるようになったシャンプーバー。
サイズに色も選べる館内着。男女兼用なので、女性は表記の一つ下を選んだ方が良さげ。
客室の枕はクッションタイプ。お好みでマイクロファイバー枕、パイプ枕が用意されている。夕食後に見た時は、棚が空になっていた。
ウェルカムドリンクとスイーツの提供は夕方迄。ホットコーヒー、ブルーベリーティー、一口サイズのブラウニーがあった。ホテルの名前とも縁あるメープルシロップは、この時切らしてちょうどボトル交換中だったらしい。
ブルーベリーティーとブラウニーを客室に持ち帰り、予め部屋に用意されていた茶菓子のラスクとともに、暫しの休憩。
スタンダードクラスの客室棟から、デラックス客室棟を覗く。スイートルームあたりで宴会でも催しているのか、煩さが廊下にまで伝わって来ていた。建物がログハウス仕様で天井が高く、音が響きやすいのだ。
大浴場の売りは、フィンランド式の本格的なサウナ。内湯が二つ、露天が一つと、水風呂が一つ。泉質が良く、水風呂ですら肌に馴染む――とは連れや居合わせた客の証言でもある。日帰りでの入浴客が夜八時まで使えるため、その後の時間帯にゆっくり堪能したいところ。
その日帰り客は常連が多いらしく、脱衣所が狭いのに長々お喋りしていたり、洗い場が六つしかないのに道具を置きっ放しだったり、サウナもタオルで場所取りしていたり(水風呂中というわけではない)と、とにかくマナーが悪い。ホテル全体は超を付けたいくらい好印象なのに、デラックス棟の喧騒といい、客層だけがいまいち。たまたまだと思いたいが。