湯元湧駒荘本館一階の大浴場は宿泊者限定。
男女入れ替え制で、切り替わるのが後九時前後。夕食後に一息入れてから、さっさと入ってしまおう、と考えるには少々中途半端な時間帯。ただ、夜通しで入浴可。入口前の石畳は、歩くとカラカラと音が鳴る。セキュリティーを考えてのことかな。
「シコロの湯」は内湯が三つ、露天風呂一つ。「ゆこまんの湯」は内湯が五つもあるが、今回は露天風呂が空で使用不可。季節や天候によって、湯を張れない場合があるようだ。露天風呂が使えなくても、両方ともぬる湯があり長居出来るのが私には十分助かる。
近年完成したという別館に「神々の湯」。昼12時から日帰り入浴でも利用可能。
客室からの眺め。左側に見える棟が別館。浴場内の男女別の造りはほぼ同じで、入れ替え無し。
本館大浴場が午後三時に開くまで、「神々の湯」を利用。内湯は温度違いで二つ、露天風呂は熱々のが一つ。
平日だったからか、日帰り入浴客一組が午後一時過ぎに現れる迄は貸し切り状態。
一つ注意点を挙げるなら、本館の浴場は古いので足元が良いとは言えない。ごつごつぬるぬるする床にも気を付けたいし、浴槽を囲む石を大跨ぎで恐る恐る入るといった感じ。それでも泉質に様々な湯温が心地良く、何度でも訪れたいと思える湯宿であった。