チャンスィッター窟院には一部を除いて窓がなく、入口で一人ずつに懐中電灯を貸してくれた。壁にはフレスコ画が描かれているが、昔モンゴルに攻められた際に中で火を焚いて暮らしていたために消失し、その後に上書きされたものもあるという。そんな悪い保存状態で、つい最近までは懐中電灯ではなく蝋燭を貸し出していたのだとか。内部は撮影禁止。
近くにシュエーズィーゴォン・パゴダ。
エーヤワディー川(イラワジ川)中流域、その東岸に位置するパガン・エリアは、約40平方kmという広大な平野に、大小様々な仏塔や寺院が建っている。11世紀から13世紀に栄えたバガン王国時代には約400万もあったというが、現存するのは2,300位。というわけで、手持ちのガイドブックにも載っていない、名前すら(多分)何処にも表示されていないパゴダも多い。ガイドさんお勧めの、そんなパゴダに連れて行って貰った。
360度、パゴダと椰子の木。その中に展望台を建築中。
バガンの遺跡群は、カンボジアのアンコール、インドネシアのボロブドゥールと共に、世界三大仏教遺跡に数えられている。世界遺産への登録は、補修方法が雑だったり近くにゴルフ場があるなど、環境を維持する努力が足りないという理由で保留となっている。(が、2019年度ついに「バガン」という名称で世界文化遺産登録された)